退院する患者さんへの対応

退院する患者さんへの対応

入退院の窓口は同じなので、退院する患者さんへの対応業務は、入退院の窓口の業務を行っている医療事務が担当します。

退院する患者さんへの業務は、「退院手続き」と呼ばれます。

ここでは、「退院手続き」の業務のご紹介をいたします。

まず、入院のときと同じように、病棟での担当医から「退院指示書」というものが患者さんに渡されます。

医師が患者さんの経過を観察し、「この患者さんはもう自宅に帰しても大丈夫」という判断をした場合に、担当医が発行する書類です。

この「退院指示書」を患者さんが入退院受付窓口まで持参するので、それを受理するというのが退院手続きの最初の仕事となります。

入院と比べ、退院は、担当医の許可が本当のものであるかという確認も取らなければいけないため、手間がかかるものでもあります。

退院手続きの受理が終われば、次は、外来患者さんの対応と同じように、会計の業務を行います。

入院した日から退院する日までの診療費や諸経費を計算し、患者さんの負担額を算出して提示し、患者さんに費用を支払ってもらうことまでが仕事となります。

「入院する患者さんへの対応」の項目でも触れた通り、入院手続きのときに費用を説明しないまま、そして患者さんに納得してもらえないまま入院をさせてしまうと、この会計のときに患者さんともめてしまうことにもなります。

ですので、会計の際に患者さんが金額に疑問を持った場合、きちんと患者さんが納得するまで説明しなければいけません。

患者さんからきちんと費用を回収できたら、次は「退院許可書」の発行を行います。

この「退院許可書」がなければ、患者さんは退院をすることができません。

ですので、会計を行ってからの作成および発行となります。

この退院許可書を患者さんに手渡し、患者さんが病棟に提出して、初めて患者さんが退院できることとなるのです。

患者さんの退院が伸びないようにするためには、この業務をスムーズに行わなければいけないため、気を遣う業務の一つです。

また、各科にも医療事務がいるので、病棟の医療事務は、患者さんから入退院の許可書を受け取った際、ただちに患者さんの入退院を、ベッドなどの管理を行う「寝具係」や、入院中の食事を製作・配膳する「栄養課」などの、患者さんの入院生活にかかわる各課に報告しなければなりません。

入退院受付窓口の医療事務と、各科の病棟の医療事務の連携で、患者さんの入退院がスムーズに行われるのです。